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賃貸経営において収益向上への近道をたどりたいならば、「物件の価値とは何か」を知る事は非常に重要です。

特に、その「価値」というのは、大家さんと入居者では、全く違うということ。 

そのギャップを理解することで、物件は好循環を生み出すスパイラルになります! 

賃貸経営を成功させたい大家さんは、ぜひ最後までご覧ください。

◆1.賃貸物件価値とは

物件の「価値」というのはどのようなもので、物件の価値を上げていくにはどのような対策が必要なのでしょうか。 

これは、オーナーと入居者、それぞれの目線でよって違います。

ーオーナー目線の賃貸物件価値

オーナー目線での「物件価値」とは、家賃が相場よりも高く、家賃が下がらないことです。

賃料下落率を見ると全国平均で年間1%から1.2%ほど下がると言われております。

賃料に関しても、1%から1.2 %ほど下がるため、10年経つと10%から12%ほど下がります。

20年経つと20%から24%ほど下がってしまいます。

35年・40年と経つとだんだん下げ止まっていきます。

この賃料の下落がない、もしくは下がりづらい物件がオーナー様にとってはいい物件と言うのではないでしょうか。

二つ目は、退去が出ないことです。

やはり稼働率というのが非常に大切ですので、長く入居者さんに住んでいただくとことが非常に重要です。

三つ目は、維持コストがかからない物件です。

せっかく収入があったとしても、維持コストがかかってしまうと、収益はあまり上がりません。

以上が、オーナーから見る「価値の高い物件」です。

ー入居者目線の賃貸物件価値

一方で、入居者目線では、どのような物件であれば、家賃を払ってもいいと思うのでしょうか。 

例えば「デザインが気に入っている」「お部屋が好き」「住んでいて安全、そして安心できる」これは大切な要素です。

物騒なことも起こる世の中ですので、やはり安全・安心感があるということは、非常に入居者さんにとって価値が高いのです。

そして、「共用部分やエントランスのメンテナンスが行き届いている」「入居中の不具合が起こらない」など、このような条件も求められています。


◆2.引越したいと思った瞬間

リクルートが出してる「引越したいと思った瞬間は?」というアンケート結果では、入学・入社などのライフイベントはもちろん、不具合が起こった時に引越しを考えると回答した方が多くいました。

他には、お隣の方が少し苦手、トラブルが起きた、ゴキブリが出た時という回答もあります。

つまり、 しっかりとメンテナンスや清掃を行い、「良い物件にし続ける」ことが必要なのです。


◆3.賃貸経営に必要なプラスの循環

賃貸経営は、物件を購入し入居が決まれば、もう何もしなくていいというわけではありません。

何も対策していないと負のスパイラルに陥っていってしまう可能性が非常に高くなります。

物件力がダウンしていくと入居率がダウンしていきます。

入居率がダウンしていくと、それを埋めようと賃料を下げます。

賃料を下げると、入居者の属性が下がっていってしまうということもあります。

入居者の属性が下がってしまうと、新しい入居が決まらなくなり、結局思ったような家賃収入が得られず、破綻してしまいます。

破綻まで行かずとも、再投資ができなくなり、どんどん物件が劣化してしまうような「負のサイクル」に陥る可能性があります。

賃貸経営をしていく上で非常に重要なのは、プラスのスパイラルです。

人気物件は賃料が上がり、入居率もアップします。

更に退去が減り、安定した賃貸経営になります。

そこでまた収益が生まれ、生まれた収益を再度その物件を磨くために使うことができます。

もしくは、違う物件を購入して投資をすることができます。

このように、賃貸経営をしていく上でプラスのサイクルは非常に重要です。


◆4.まとめ

「物件の価値とは何か」を大家さんと入居者、それぞれの目線でお伝えしました。

物件の価値のギャップを理解し、プラスの循環を生み出しましょう!


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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物件をより魅力的にPRし顧客を惹きつけるには、Z世代とSNSの活用について学ぶことが重要です。 

今回は、Z世代を含むより広い層の入居希望者に物件をアピールする方法を解説していきます。

◆1.物件をPRする

物件をPRするというところも非常に大切です。

物件に関する情報収集方法ということで、インターネットで物件探しをされている方が55%以上います。

実際に、何も見ずに不動産会社に行き決めるよりも、ネットで物件情報を見て決めることが圧倒的に増えていっております。

ですので、しっかりとお部屋作りを行なった上で、お客様に見ていただくためのプロモーションも重要になってきます。

物件の外観は、全体が映るように、また、逆光や暗い写真は避けましょう。

例えば、夕暮れ加工を行い、物件をライティングします。

さらに、不要な車などを消すだけでも反響が見込めるようになります。

◆2.室内写真の撮り方

ー綺麗で傾きがない

物件の外観だけでなく、室内写真も綺麗で傾きのない写真が必要となります。

お部屋が傾いていたり、若干色味が現実と異なっていたり、画質が荒かったり、全体が写っていなかったりするとお部屋の魅力がしっかりと伝わりません。

ですので、室内写真を撮る時には、お部屋全体を写し、色味も正確で、明るく綺麗にピンぼけもなく撮れていることが大切です。

ーフォトステージングを行う

綺麗に撮れた室内写真にCGでフォトステージングを行うことも効果的です。

CGで家具をステージングしていくとより反響が上がります。

デザイン住宅でも、デザインのない普通のお部屋でもCGで家具をステージングするとお部屋の印象が変わり、より暮らしをイメージしやすくなります。


リノッタではアクセントクロスと一緒に壁一面に可動棚を設置している物件が多くあります。

その可動棚にもステージングできますので、インテリアや収納の参考にもしていただいております。

◆3.Z世代が利用しているメディア

「普段、情報源として利用しているメディア」の調査をハウスコムさんが、Z世代を中心に行いました。

YouTube、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、テレビなどがありますが、SNSのいずれかを利用しているという回答が66.4%でした。

「お部屋選びの際に利用したメディア」という問いではSNSの利用は16%というデータが出ております。

まだまだ圧倒的に物件検索サイトの利用が多くなっていまが、SNSも年々増加傾向にあります。

ーTikTokの活用と動画需要の増加

TikTokが集客方法として注目されたのは、アメリカが先駆けといわれています。

現在では不動産業の集客方法としても注目されています。

TikTokを集客で利用するメリットは、以下の通りです。 

・TikTokは広告費が0円 

・若年層だけでなく幅広い世代にアプローチできる 

・自社アカウントをフォローしていないユーザーにもアピールできる 

・参入しやすい 

・ユーザーの意見がダイレクトでわかる

なお、TikTokで不動産物件に関する動画をUPする際にも不動産に関する法律が適用されます。 

表示規約では、「取引態様、物件の所在地、交通の利便性」について動画内で説明する必要があることを規定しています。

おとり広告では、募集が終了している、もしくは契約がすでに決まっている物件の情報は消去しなければおとり広告とみなされ、罰則を受ける場合があるので注意しましょう。

◆4.プチステージングやお部屋の匂いも重要

CGでのステージング以外にも、実際にインテリアを置いてみることも効果的です。

IKEAやニトリ、100円ショップでもおしゃれな小物が買えますのでステージングを行ってみてください。

実際にお部屋にご案内した際に、華やかな印象を演出することができます。

そして、小物の中に、さりげなくディフューザーを混ぜて置くことでお部屋がいい匂いになり、清潔感も増します。

匂いは記憶に残りやすいので、そこにも気を遣えるといいですね。

◆5.管理会社との連携が重要

繁忙期対策として差別化を行っていく上で、信頼できる管理会社との連携が重要になります。

今、お任せしている管理会社にまずは相談していただいて、この繁忙期にできることをやりましょう。

上記でお話ししたことや、リノベーションのこと、相談に乗ってほしいことがあればリノッタは全国各地に加盟店がありますのでそのエリアの加盟店の担当者にお繋ぎさせていただきます。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

◆6.まとめ

本記事では、需要のある決まる設備などを取り入れて作った物件が、お客様のもとへ届くような魅力的なプロモーションを行う重要性をお伝えさせていただきました。

尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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次回セミナーは2024年1月20日土曜日午前10時よりwebで開催します。

テーマは「収益向上への近道!賃貸物件の価値向上術大公開」です。

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なかなか空室が埋まらずお悩みではありませんか? 

それは、他物件とデザインでの差別化ができていないからかもしれません!

今回は、ネットで目を惹くお部屋デザインのコツと物件の差別化を図るための戦略について詳しく解説します。

◆1.人気物件になるために必要な「部屋づくり」

「住宅の選択理由」というアンケートにおいて、住宅のデザイン・広さ・設備などが良いという理由が第3位にランクインしています。

実際にリノッタでも、お部屋作りのデザインの部分においては非常にこだわっております。

今の賃貸住宅を見ていくと、デザインを取り入れた物件も徐々に増えてきてはいますが、まだまだ白い壁紙に茶色い床材、普通の照明といった物件が多く見受けられます。

その中でデザイン性が高い物件があるとパッと目を引きます。

「強いていえばこのお部屋にしようかな‥」というところから「このお部屋がいい!」という変化が出てくるのではないでしょうか。

◆2.ネットで選ばれることが重要

例えば、スマートフォンや車、ランドセルなどもいろいろなカラーバリエーションの中から選択できるようになってきております。

色を選ぶ際も、まずはネットで確認する方が多くなってきています。

物件をインターネットで見る際も、55%以上の方がインターネットで決めてしまうという結果があります。

ですので、インターネット上でいかに目を引くか興味を持ってもらえるかが重要になるのです。

◆3.お部屋の写真で差別化

五感による知覚の割合では、視覚から入ってくる情報が83%を占めています。

インターネット上に掲載されている写真で物件の良さをいかに出せるか、差別化できるかというところも重要になります。


リノッタでは「リノッタカラーズ」というシリーズで13色展開しており、お部屋をターゲットに合わせて色を選ぶことができます。

ターゲットが男性か女性かによっても好まれる色は変わりますし、単身かファミリーかによっても選ぶ色合いは変わってきます。

ファミリーでは、オレンジ、ピンク、イエローなどの派手な色づかいよりも、グレーやベージュ、ブラウンといった落ち着いた色が好まれる傾向にあります。

◆4.実際に差別化されたお部屋紹介

リノッタのHPでは色で差別化したお部屋が紹介されていますのでぜひご覧ください。

参考:リノッタカラーズ


また、しっかりとお部屋にコンセプトをキャッチコピーを設定しており、例えば「DIYしても怒られません」「この部屋を履きこなす」というような強めのキャッチコピーが付けられています。

コンセプトがはっきりとしており、ターゲットに合わせてリノベーションされているので、賃料をあげても入居が決まります。

◆5.ワンポイントリノベで人気物件に

物件に、ワンポイントデザインを入れるだけで大きく人気物件に変身することができます。

以下ではワンポイントリノベの成功事例を2つご紹介します。

ー成功事例①

千葉県船橋市

竣工:2003年

世帯数:20世帯

間取りタイプ:1K

お部屋はこちら▶️https://renotta.jp/room/11511/

ごく一般的な内装の1Kタイプのお部屋でしたが、こちらの物件にリノッタカラーズのデザインを採用してお部屋作りを行いました。

実際に採用したのは「インテリジェントネイビー」といった色のお部屋になります。

お部屋にはCGで家具をステージングすることができ、より暮らしのイメージがしやすくなっております。

お部屋にデザインを取り入れることで、賃料が元々の74,000円から82,000円に8,000円UPしました。

ー成功事例②

山口県下関市 学生向け物件

築年数:27年

世帯数:32世帯

お部屋はこちら▶️https://renotta.jp/room/8130/

こちらは学生向けの物件で、毎年、10件から20件の退去があります。

そのうち1〜2件はどうしても長期空室のお部屋が出てきてしまいます。

大学から距離もあるということで差別化が必要な物件です。

1室のリ二ューアルプランのターゲットを男子学生に絞りました。

テーマは「彼女を呼んでも恥ずかしくない部屋」

なかなか攻めたコンセプトですね。

照明はダウンライトに変更し、天井と壁の2面にアクセントクロスを採用しました。

賃料が元々の29,000円から32,000円に3,000円UPしています。

◆6.まとめ

今回は「物件の魅力が上がるお部屋のデザイン」ということで5つのポイントをお伝えしました。

尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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皆様、2024年が始まりました。

年始の休みが終わると、そろそろ鬼の忙しさがやってきますね。

賃貸物件を探している方の多くは、年が明けた1月から物件探しを始めます。

そこで今回は、現代の不動産市場におけるお部屋探しの最新動向と、不動産オーナーが知っておくべき重要な情報を深掘りし、オンライン時代における賃貸物件の検討者の行動パターンや、入居者にとって魅力的な設備について詳しく解説しています。


◆1.お部屋の検討期間と時期

実際に賃貸のお部屋探しをされる方の約60%の方が1ヶ月以内に契約されています。

1ヶ月から3ヶ月未満というところを含めますと、8割以上の方が契約されています。

入居契約のピークである2月〜3月にお部屋を決める方はすでに、お部屋探しを始めています。

◆2.見学・問い合わせの物件数とオンライン内見の実施状況

お部屋を検討されている方は、平均で2.7件の内見に行くというデータがあります。

そして、お問合せの件数は平均で3.9件となっています。

2022年は平均で5件というデータが出ていましたので、2023年は−1.1件という形になりました。

web上に多くの物件情報が掲載されるようになってきましたし、オンライン上での比較検討がよりしやすくなった環境が整ってきたと言えるのではないでしょうか。

オンライン上での絞り込みができるので、お問合せの件数が減っているということが言えます。


そして、オンライン内見のみでお部屋を決めた方が増えている状況です。

また、オンラインと対面の両方を使ってお部屋を決めた方も前年度と比較して増えています。


こういったことから、お部屋探しをされる方は、ネット上で比較検討をして決めていくケースが非常に増えたと感じています。

◆3.デザイン・設備の重要性

お部屋を決めていただく上で非常に大切なことは、「お部屋の設備を整える」ことです。

国土交通省が発表した令和四年度住宅市場動向調査の中の「住宅の選択理由」のグラフではまず1番目に家賃が適切だったかという理由が入ってきております。

そして2番目が立地や環境という部分です。

3番目に住宅のデザイン・広さ・設備がランクインしています。

住宅の立地に関しては変えようのない部分になりますので、いかにデザインや設備の部分で差別化していくかが重要になってきます。

実際に、反響の高いお部屋というのは、ネット上の検索で選ばれるお部屋になっております。


参考:令和四年度住宅市場動向調査

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001610299.pdf

◆4.この設備がなければ入居が決まらないTOP10

賃貸住宅新聞社が発表している人気の設備ランキングは、賃貸経営をされているみなさんは非常に参考にされているかと思います。

最新データによると、単身者向けに関してはエアコンが1位になりました。ファミリーも同様です。

2位はセキュリティ面というところで、テレビモニター付きのインターフォン、続いて室内の洗濯機置き場がランクインしています。

さらに、毎年上位に食い込んでいるのはインターネット無料の設備です。


参考:入居者に人気の設備ランキング2023 必須編

https://www.zenchin.com/news/facility-rank.php

◆5.この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まるTOP10

他の物件と差別化をしていくことを考えると、設備で物件に付加価値をつけることも重要になるのではないでしょうか。

「インターネット無料」が単身者向け、ファミリー向けともに1位になり、首位を独走しています。

年間賃貸仲介件数1500件のアップスタイル(東京都千代田区)によると、ネット無料設備があることで、希望家賃よりも5000円高い物件へのリーシングが可能な場合もあるといいます。


参考:入居者に人気の設備ランキング2023 付加価値編

https://www.zenchin.com/news/content-1257.php

◆6.2023年に入ってから希望が大幅に増えた設備ランキング

2023年に入ってから、希望が大幅に増えた設備はやはりインターネット無料でした。

続いて、高速インターネット、宅配ボックスがランクインしています。

今まで、おうち時間が続いていたことから、スマートフォンの利用時間が増えたりNetflixを視聴したりと需要が高まっています。

◆7.インターネット無料は当たり前の時代

「この設備があれば家賃が高くても住みたいランキング」では過去8年間、ずっと1位は「インターネット無料」が続いており、圧倒的に人気です。

石川県金沢市の募集している賃貸物件でインターネット無料が完備されている率は55.6%と半数以上の物件に導入されています。

2022年も同様の集計を行いましたが、昨年の7月時点でインターネット無料が完備されている物件は44.3%でした。

1年半前と比較して11.3%増えていることがわかります。

需要が高まっていますので、完備していない物件においては「差別化」という意味では必ず導入していただきたいと思います。

◆8.ポータルサイトでの絞り込みと設備導入の重要性

実際に、人気検索サイトのスーモで人気設備ランキングの上位5つの設備を絞り込んで検索しました。

2023年12月時点で石川県金沢市の物件で絞り込むと、全体の物件数が19,921件ありますが、5項目に絞り込むと7,605件になりました。

全体の38%が人気設備ランキングの上位5つの設備を備えていることになります。

お部屋探しをされるお客様は、このような設備にチェックを付けながら検索されますので、繁忙期に備えて導入できるものがあれば、しっかりと設備導入をしていくことが大事になってきます。

◆9.宅配ボックスの需要増加

近年、宅配ボックスの需要も高まってきています。

令和4年度の宅配ボックスが設置されている民間住宅に関しましては全体の34.2%というデータがあります。

コロナ禍になり実店舗での購入が難しくなり通販で購入する人が増えました。

そこで商品を不在時も受け取れる宅配ボックスの需要が高まっております。

賃貸物件への設置も増えてきており、他物件との差別化に効果が高く、空室対策としても大きな効果が期待されます。

特に単身物件は設置が必須になってくると思われます。

◆10.オートロック化工事は手軽にできる

オートロックを建築後に追加にするには機械に加えて配線工事が多く必要で大きなコストが掛かります。

そのため諦めている家主さんも多いのですが、お手軽にオートロック導入 する方法があります。

従来のオートロックに比べて機能は制限されますが、ローコストで 御入居者様の安全を確保し、検索にも強い物件にできます。

手軽なオートロック化の工事の条件は、外部から入館可能な出入り口が1箇所あることです。

もし、もう1つ扉がある場合は非常用のシリンダーカバーを取り付けます。

また、集合ポストが出入り口よりも外側にあることが条件になりますので、もし、室内側に集合ポストがある場合は、ポストを外側に新設することによってエントランスの扉にオートロックをつける工事も可能です。

◆11.まとめ

お部屋探しの最新動向と入居者にとって魅力的な設備についての10このポイントをお伝えしました。

お部屋選びの傾向や好まれる設備も変わってきていますので、本格的な繁忙期を迎える前に今一度、確認・検討してみてはいかがでしょうか。


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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不動産投資で成功するためには、空室リスクを減らすことが重要です。 

空室リスクを減らすためには、入居者に選ばれるお部屋づくりが欠かせません。 

本記事では、賃貸物件の価値を高め、安定した収益を生み出すための重要なポイントを詳しく解説しています。


◆1.選ばれる物件になるために

ー賃料の下がらないお部屋づくり

日本の賃貸物件は基本的に設備は同じで、壁紙や床材や照明も同じようなものばかりで差別化されていません。

このままですと、賃料は築年数でしか判断できないため、全国平均で毎年約1%ずつ下がっていくことになります。

賃料の下がらないお部屋作りを目指すなら、「このお部屋でいい」という妥協のお部屋探しではなく、「このお部屋がいい!」と思ってもらう必要があります。

そのためにはデザインやコンセプトを明確に決めて差別化することが重要なのです。

ー最低限必要な設備

しかし、単純にデザインを変えれば良いという話ではありません。

最低限の設備はしっかりと押さえておく必要があります。

【これがないと決まらない設備】

1.エアコン

2.テレビ付きモニターフォン

3.室内洗濯機置き場

4.インターネット無料

5.洗浄器付き便座

【これがあれば決まる設備】

1.インターネット無料

2.エントランスのオートロック

3.高速インターネット

4.宅配ボックス

5.浴室換気乾燥機

これらの設備は、生活に欠かせない基本的な設備であり、多くの人が求める設備です。

人気の設備が整っていれば、選ばれる可能性が高くなります。

また、物件の立地や間取り、デザインなどによって、必要な設備は変わってきます。

物件のターゲット層を明確にし、その層が求める設備を検討することが大切です。 

具体的には、

・ファミリー層をターゲットにするなら キッチンは広く、収納が充実している、セキュリティ設備が充実しているなど。

・単身者をターゲットにするならキッチンはコンパクトで使いやすい、トイレや浴室は狭くても可。

・学生をターゲットにするなら家賃が安い、近くに飲食店やコンビニなどの生活に便利な施設がある、セキュリティ設備が充実している。

このように、ターゲット層を明確にして、その層が求める設備を検討することで、選ばれる物件づくりに近づけることができます。

ー入居希望者に敬遠される設備

3点ユニットバスは入居希望者に敬遠される設備の1位となっています。

3点ユニットバスとは、バスルーム、トイレ、洗面台が一体となった設備です。

スペースを有効活用できるメリットがありますが、プライバシーが確保しにくく、使い勝手が悪いというデメリットがあります。

そのため、特に女性の入居希望者から敬遠されやすい設備です。 

またエアコンや給湯器、キッチンなどの設備が古いと、故障のリスクが高まり、快適に住むことができなくなる可能性があります。

見た目にも古く見えてしまうため、敬遠される傾向にあります。 

さらに、エレベーターがない、駐車場がない、宅配ボックスがないなど、生活に不便を感じるような設備は、敬遠される傾向にあります。

特に、高齢者や車を所有している人、宅配便をよく利用する人にとっては、不便な設備は大きなマイナスとなります。 

 このように、入居希望者に敬遠される設備は、プライバシーや使い勝手、快適性、利便性などの面で、マイナスな印象を与えるものです。

これらの設備を避けることで、選ばれる物件づくりに近づけることができます。

ー高額原状回復費用はリノベがチャンス

長年住んでいる物件に関しては高額な原状回復費がかかります。その時がリノベーションのチャンスです!

私たちの経験上、50万円ほどかかる原状回復に関しましては、追加の50万円でデザインを取り入れたリノベーションが可能です。

入居年数が長く、原状回復費が高額な物件に関しましては、リノベーションをお勧めしています。

高額原状回復費用はリノベのチャンスである理由は、以下のとおりです。 

・原状回復費用をリノベーション費用に充てることができる 

・リノベーションによって家賃アップが見込める 


原状回復費用は、入居者が退去時に発生する費用です。

原状回復費用が高額になると、その分だけ家賃を下げざるを得ないケースがあります。

しかし、リノベーションを行うことで、原状回復費用をリノベーション費用に充てることができます。

さらに、設備や間取りを改善することで、物件の価値を高めることができます。

そのため、リノベーションによって家賃アップが見込めます。 

空室リスクを減らすことができる 設備や間取りが古いと、入居希望者からの人気が低下し、空室リスクが高まります。

しかし、リノベーションによって設備や間取りを改善することで、空室リスクを減らすことができます。 

ー耐久性のある素材で中長期的なコストダウン

耐久性の高い素材を使用することで、修繕やメンテナンスの頻度を減らすことができます。

そのため、修繕やメンテナンスの費用を抑えることができます。

賃貸住宅で使われている床材は弱くて課題が多いと言われています。

クッションフロアやフロア材は安価ですが、傷が付きやすく凹みやすいことが欠点です。

リノッタではリノベーション時にこの床材をフロアタイルに変更しています。

フロアタイルの選び方1つをとっても傷の目立ち方が違ってきますので、色や模様に注意して選びましょう。

やはり最初はコストがかかりますが、修繕やメンテナンスを考えると中長期的なコストダウンに繋がります。

ー照明にLEDライトを利用

1日7時間、6畳のお部屋で照明を利用した場合の1年間の電気代は、蛍光灯で約4,000円。

LEDダウンライトで約920円です。

比較すると約77%も電気代を節約できます。

電球の寿命も蛍光灯の3倍から6倍の40,000時間であり、電球代も節約できます。

また、LEDライトは、調光や調色などの機能も搭載されているものがあり、光の色や明るさを自由に調整することができます。

そのため、シーンに合わせて最適な光を演出することができるのです。 

青白い光の蛍光灯は脳を活性化する効果があると言われており、仕事をするのには最適ですが休息を取るのには相応しくありません。

日中、仕事や勉強で疲れた後はしっかりと休む必要があります。

LEDライトの電球色は休息に最適と言われており、心も体もリラックスさせる効果があると言われています。

 このように、照明にLEDライトを利用することは、さまざまなメリットがあり、コスト削減や快適な生活の実現につながります。

◆2.まとめ

選ばれるお部屋作りにはデザインやコンセプトを明確に決めた差別化が欠かせません。

しかし、惹かれるデザインや設備ばかりを取り入れても、利益はマイナスになってしまいます。

不動産投資はコスト面も重要ですので、これらのバランスをよく考える必要があります。

今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。 

具体例も動画で紹介していますのでぜひ参考にしてください!

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不動産投資で収益を上げるためには、物件の価値を高めることが重要です。

修繕・リノベーションは、空室リスクを減らし、物件価値を向上させるための有効な手段です。

しかし、修繕・リノベーションには費用がかかるため、投資判断が重要です。 

本記事では、修繕・リノベーションの判断基準や、投資効果を測る方法を解説します。


◆1.修繕・リノベーションの投資判断

実際に物件を運営しているオーナー様の多くが悩んでいる「修繕・リノベーション時の投資判断」。

どのようなタイミングでどれくらいやればいいのか?どのような指標で考えればいいのか?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。


修繕・リノベーションするかしないかは、主に、賃料が下落したアパートに改善を加えることで

①利回りが上がるか

②税引き後のキャッシュフローが上がるか

③物件価値が上がるか

の3つの指標で判断することが重要です。

では、それぞれについて詳しく解説していきます。


◆2.リノベーションするかの3つの判断基準

ー①利回りの向上

リノベーションするかの判断基準の1つである「利回りの向上」とは、投資用不動産の収益性を高めることを意味します。


例えば、年間賃料収入が1,000万円の物件を1億円で購入した場合、表面利回りは10%となります。

この物件に、1,000万円をかけてリノベーションし、年間賃料収入を1,200万円に上げたとき

1,200万円÷1億1,000万円で、表面利回りは10.9%にアップします。

よって、この物件はリノベーションすべき物件だったと判断できます。


リノベーションは、間取りを変更して部屋数を増やしたり、設備を最新のものに交換したりすることで、賃料を高く設定できるようになります。

また、耐震性や省エネ性などの性能を向上させることで、ランニングコストを削減し、収益性を高めることができます。

さらに、デザイン性や機能性を向上させることで、入居率の向上が期待できます。

利回りの向上は、投資用不動産の収益性を高める上で重要なポイントです。

リノベーションによって利回りを向上させることができれば、投資の収益性が高まり、投資効果をより高めることができます。


ー②税引き後キャッシュフローで比較

2つ目のポイントは、「税引き後のキャッシュフローでの比較」です。

基本的に賃貸経営は、1年2年の短期間ではなく、10年20年30年のように中長期的に考えます。

10年後には売却するのか、20年間は保有するのかなどによって手法が大きく違ってくるので、保有物件を最終的にとうしたいのかを考え、判断する必要があります。


リノベーションをした場合の税引き後キャッシュフローは、以下の式で計算できます。 

税引き後キャッシュフロー(リノベーション前) = 賃料収入(リノベーション前) - 経費(リノベーション前) - 税金


具体的な例としては、築年数が古く設備の老朽化が進んでいる物件をリノベーションすることで、賃料アップや入居率の向上が見込めます。

10年でリノベーションを行うのか、20年でリノベーションを行うのかによっても変わりますので注意が必要です。

税引き後キャッシュフローで比較する際には、以下の点に注意が必要です。

・リノベーションにかかる費用を正確に把握する

・リノベーション後の物件の賃料相場を調査する

・リノベーションによって想定される効果を正確に予測する

リノッタのワンポイントリノベーションミドルリノベーションでも大きく変わりますので、専門のシステムを活用してリノベーションの計画を慎重に検討することが大切です。


ー③物件価値の向上

3つ目のポイントは、「物件価値の向上」です。

リノベーションにかけた費用よりも、収益還元価格で物件価値が上がるかどうかということです。

ここで重要になってくるのが、収益還元法(直接還元法)です。

収益還元法(直接還元法)とは、

物件価値=純収益÷エリア等の想定利回り

で計算する不動産価格の算定方法です。

この方法で計算したときに、投資効率としていいのかを判断します。


不動産収入は、家賃がベースです。

リノベーションは家賃収入を上げるだけでなく、将来的に売却する際に高値で売却できる可能性を高めることができます。


◆3.まとめ

修繕・リノベーションするかしないかを判断する際には、以下の3つを総合的に検討することが重要です。

賃料が下落したアパート+改善=

①利回りの向上

②税引き後キャッシュフローの向上

③物件価値の向上


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

具体例も動画で紹介していますのでぜひ参考にしてください!

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物件購入時の投資判断

2023年11月29日水曜日

不動産投資は複雑で、多くの落とし穴があります。

不動産投資を始める前に、不動産の価格変動や空室リスク、修繕費などの基本的な知識を身につけることが大切です。

計画的に投資する不動産投資は、長期的な視点で行う必要があります。

そのため、無理のない資金計画を立てて、無理のない範囲で投資することが重要です。

また、物件が空室になると、家賃収入が得られなくなります。

空室期間が長引くと、修繕費や固定資産税などのコストがかさんでしまう可能性がありますので注意が必要です。

しかし、正しい知識と準備があれば、これらのリスクを大幅に減らすことができます。

本記事では、不動産投資を成功に導くための物件購入時のポイントを詳しく解説します。


◆1.投資判断のタイミング

投資判断のタイミングは大きく2つあります。

①物件の購入時

②修繕・リニューアル時

今回は①物件の購入時の投資判断についてお伝えいたします!


◆2.不動産収入の種類と家賃の重要性

不動産収入の種類は2つあります。

インカムゲイン(保有収益)とキャピタルゲイン(売却益)です。

インカムゲインとキャピタルゲインは、投資によって得られる利益の2つの種類です。

インカムゲインとは、資産を保有している間に得られる収益のことです。

株式の配当金、投資信託の分配金、預金や債券の利子、不動産の家賃収入などがインカムゲインにあたります。

キャピタルゲインとは、資産を売却することによって得られる利益のことです。

株式や不動産などの価格が上昇して売却すると、購入時の価格よりも高く売却することができ、その差額がキャピタルゲインとなります。 

インカムゲイン(保有収益)は、資産を保有している間は継続的に収益を得ることができます。

そのため、安定した収入源として期待できます。 

キャピタルゲイン(売却益)は、資産の価格上昇によって得られる利益であるため、一時的に大きな利益を得られる可能性があります。

ここで大事になってくるのはインカムゲイン(保有収益)とキャピタルゲイン(売却益)は家賃がベースになるということです。

いかに家賃が取れるか、というのが重要なポイントとなります。

【家賃×入居率=家賃収入】となりますので、家賃を高く設定しても入居率が高くなければ意味がありません。

逆に、家賃を低くしすぎてしまうと、どんなに入居率が高くても思ったように家賃収入を得ることができません。


【問】家賃30%減、入居率30%減となった場合、家賃収入は何%下がりますか?

【答】家賃収入は51%下がります。


◆3.物件購入時のポイント

不動産投資のメリット

1.不動産を担保に融資でレバレッジ 

2.相続税などの節税をしやすい 

3.現物が確実に手に残る(ゼロにならない) 

4.インフレリスクに強い 

5.ある程度のリスクを予測可能


不動産投資のデメリット 

1.流動性が低い 

2.リスク (金利上昇・滞納・空室・賃料低下・災害など) 

3.分割がしづらい 

4.塩漬けになる可能性がある


ー①キャッシュフローツリー

キャッシュフローツリーとは、年間の家賃収入から管理費、ローン返済額などの支出を引き、手元に残るお金を算出するための一連の計算を表します。

物件の将来性を検討する際に使用することが多く特に収益不動産を取得する際には必ずキャッシュフロー・ツリーを作りましょう。

 既に収益不動産を取得している方も所有する物件の分析に使えます。 

 キャッシュフロー・ツリーは以下の計算の流れで算出されます。

①総潜在収入(GPI)

 -)②空室損失

 -)③家賃未回収損

 +)④雑収入 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

⑤実効総収入(EGI) 

-)⑥運営費(OPEX) 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ⑦営業純利益(NOI)

 -)⑧年間返済額(ADS) 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

⑨税引前キャッシュフロー(BTCF)

 -)⑩税金(所得税・住民税・事業税等) 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

⑪税引後キャッシュフロー(ATCF)


総潜在収入(GPI)とは 物件の満室想定の年間賃料のことです。

総潜在収入を算出する際に重要なことは、現時点で空室となった場合、いくらで貸せるかという家賃を査定し計算します。 

入居中の部屋の家賃が相場とずれている可能性があるためです。 

正確な分析のためには改めて家賃を査定する必要があります。

実効総収入(EGI) とは、

[①総潜在収入(GPI)-②空室損失-③家賃未回収損+④雑収入]で算出されます。

営業純利益(NOI)とは、

[⑤実効総収入(EGI)-⑥運営費(OPEX)]で算出されます。 

 この数値が物件がもたらす利益を表すものであり、特に重視される指標です。 


ー②現行満室賃料と満室想定賃料の違い

現行満室賃料と満室想定賃料は、どちらも不動産投資の際に用いられる賃料の概念ですが、その計算方法や意味合いが異なります。


現行満室賃料とは、物件の契約時点での賃貸借契約に基づく家賃と、空室の今の募集の家賃分を合算して、1年分として計算した賃料です。

つまり、実際に空室がなく、満室状態である場合に得られる賃料のことです。

今空室があったとしても、その部屋が募集の金額で埋まっている状態だとして、また入居中の家賃はそのままの計算で合計した(×12ヶ月分)賃料のことを言います。


対して、満室想定賃料とは、今の時点での物件の実際の実力値を考慮した賃料になります。

つまり、現時点の物件の立地や築年数、設備の状態等を考慮して、もしも今(現時点で)その物件が空室になった場合にいくらの家賃に設定して募集ができるかを考慮した計算になります。

これは、現時点で埋まっているお部屋に関しても、同じく現時点の実力値を想定した賃料で計算をします(×12ヶ月分)。


結果として、現行満室賃料満室想定賃料は異なる計算となり、物件を購入する際の投資判断としては、満室想定賃料の考え方の方が重視されるべきである事がわかります。

空室が出たと仮説して、今の物件がどのくらい稼げるのかを計算することが投資判断の基準になります。

そのための基準になるのが、満室想定賃料の計算の考え方です。

いつ空室が出るかはわからないのが賃貸経営のリスクであり、今の賃料相場とエリアの空室率を考えて、満室想定賃料を基準にして不動産投資の物件選定や購入判断をする必要があります。


ー③表面利回りと実質利回り

表面利回りと実質利回りは、不動産投資の収益性を判断する指標として用いられる用語です。

表面利回りとは、物件の年間賃料を物件価格で割った値です。

表面利回り = 年間賃料 / 物件価格

表面利回りは、不動産投資の物件選定や広告などに用いられます。

しかし、表面利回りには、物件購入や維持にかかる諸費用を考慮していないため、実際の収益性を表すものではありません。

実質利回りとは、表面利回りに、物件購入や維持にかかる諸費用を加えた値です。

実質利回り = 年間賃料 + 諸費用 / 物件価格 

実質利回りには、物件購入や維持にかかる諸費用が考慮されているため、実際の収益性を表すものとして用いられます。

具体的な諸費用としては、以下のようなものが挙げられます。

ローン返済額

固定資産税 

都市計画税 

修繕費 

管理費 

空室リスク

実質利回りは、不動産投資の物件選定や投資判断に用いられます。


◆4.まとめ

不動産投資は、短期間で大きな利益を得られる可能性は低いと考えられます。

長期的な視点で投資を行い、着実に収益を積み上げていくことが重要です。 

また、うまくいけば大きな利益を得られる可能性がありますが、リスクも大きい投資です。

落とし穴を回避するために、十分な知識と準備を行った上で、慎重に投資を行うようにしましょう。


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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繁忙期を迎える前に、物件の競争力を上げるための準備は進んでいますか?

内見に行ったけど入居が決まらない‥

「検討します」と言われたまま案内が終わってしまう。

など、実際に現地に行ったけれど、なかなか入居が決まらないことはありませんか。

本記事では、入居が決まらない主な理由を3つご紹介します。



◆1.入居が決まらない理由

ー室内

入居が決まらない原因が室内にある場合、理由は大きく2つに分けられます。

1つ目は、設備の不足です。

お部屋の画像を見たときは興味を持ったけれども、キッチンやバスルームなどの設備が古くて必要なものが揃っていない場合は、入居者が選ばない可能性があります。

入居が決まらない理由の「設備の不足」とは、賃貸物件に必要な設備が不足していることを指します。

具体的には、以下のような設備が挙げられます。

キッチン・バス・トイレなどの水回り設備

エアコン・暖房器具などの冷暖房設備 

洗濯機置き場・洗濯機・乾燥機などの洗濯設備 

照明器具・カーテンなどの照明設備 

収納スペース インターホン・防犯カメラなどのセキュリティ設備 

これらの設備が不足していると、入居検討者にとって利便性が低く、入居を決めるハードルが高くなります。

また、設備の不足により、入居後の生活に不便が生じる可能性もあります。 

 特に、近年では、テレワークやオンライン授業などの普及により、インターネット環境の整備が重要視されています。

また、共働き世帯の増加により、洗濯乾燥機の設置も求められています。 

2つ目は、デザインの不一致です。

デザインの不一致とは、賃貸物件のデザインが入居者の好みに合っていないことを指します。

賃貸物件のデザインは、入居者の生活や暮らしの質に大きな影響を与えます。

自分が気に入ったデザインの物件に住むことで、心地よく快適に過ごすことができます。 

 一方で、デザインが自分の好みと合わないと、居心地が悪く感じたり、リフォームやDIYが必要になる可能性があったりして、入居を決めるハードルが高くなります。

実際に現地に行ってみると、自分が思っていたお部屋と違っていたなど、入居者の好みに合わないデザインやカラーコーディネートは入居意欲を減少させることがあります。

ー共用部

共用部に関しては考えられる原因が3つあります。

1つ目は、共用部の劣化や清掃不足です。

現地に足を運ぶと写真では見えない部分が見えてきます。共用スペースが不衛生、劣化が激しいと入居者に良い印象を与えません。

管理されていない掲示板なども、好印象を与えません。

掲示板は思い切って撤去するか、マグネット式に変えるなどイマドキな印象を与えると良いでしょう。

さらに、ゴミコンテナが設置されていない物件も不衛生に感じてしまいます。

ネットをかけるだけではなく、ゴミコンテナ設置することは見た目も衛生的にも良いでしょう。

2つ目はセキュリティ面です。

共用スペースの設備について、安全性が不十分な場合は入居者が不安を感じてしまいます。

3つ目は駐車場の問題です。

車社会の地方によくあるのですが、駐車場の台数が少ない、または不便な場所にあるとその場所を選ばない可能性が高くなります。

ープロモーション

物件写真の質が悪いと、反響を獲得できません。

写真がぼやけていたり、傾いているとお客様の目にはとまりません。

反響を確実に獲得するためには、暮らしを想像させることが重要です。

そのために、画質を良くすることはもちろんですが、バーチャルステージングを行い、暮らしのイメージを膨らませましょう。

近年では、インターネットやSNSを活用したプロモーションの重要性も高まっています。

賃貸物件のプロモーションを効果的に行うことで、入居率の向上につながります。

具体的な対策としては、以下のようなことが挙げられます。

・物件の情報を充実させ、わかりやすく伝える 

・物件の魅力をアピールするコンテンツを制作する 

・競合物件と比較して、優位性を明確にする 

また、入居者アンケートを実施して、入居者のニーズや好みを把握することも有効です。

アンケート結果をもとに、入居者に効果的なプロモーションを行うことで、入居率の向上につながります。


◆2.繁忙期に向けて必要なこと

入居を決めるための対策をいくつかお話ししましたが、「反響を上げて、成約率を上げる」これが入居を決める上で大切なことになります。

まず、反響を上げるには、お手軽なリノベーションで他の物件と差別化を図ることが有効です。

さらに写真にバーチャル家具を設置するフォトステージングを行うことで反響の取りやすい写真を掲載します。

成約率を上げるには質の高いデザインが決め手になります。

物件の設備もしっかりと入居者の希望設備を取り入れ、お部屋に入った際のプチステージングでお客様に入居後のイメージを膨らませてもらいましょう。

繁忙期前から取り入れることのできる対策は沢山ありますので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。

◆3.まとめ

単身者・ファミリー層ともに、インターネット無料、エアコン設置、温水洗浄トイレ、オートロック、宅配ボックスなどは、もはや当たり前になくてはならない設備となっています。

そこに加えてデザインやプロモーションで「ここでいい」ではなく「ここがいい」と決めてもらえるお部屋にしたいですね。

尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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来たる繁忙期までは、あと3ヶ月ほど‥まだ時間はありますが、今からできることはないだろうか。
繁忙期にきちんと契約を決めたい!と悩んでいませんか。
本記事では、物件の反響を獲得するために必要なこと、今からできる繁忙期対策や繁忙期にきちんと決める施策をご紹介します。


◆1.反響を獲得するために必要なこと

ー繁忙期の重要性

賃貸市場の繁忙期は2〜3月です。

ここが一年を通して一番忙しい時期となり、来店数は通常の約2倍となります。

新生活の準備や転勤などの理由で、不動産の売買や賃貸を検討する人が急増します。

そのため、不動産会社にとっては、反響獲得のチャンスとなるのです。 

ここでしっかりとお客様の入居を決めるには、反響数が大切になります。いわゆる、お問い合わせの数です。

この反響数が成約数に直接結びつくのです。

繁忙期に反響を獲得するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。 

・ターゲット層を明確にする

繁忙期には、幅広い層の中から反響を獲得することができます。

しかし、ターゲット層を明確にすることで、より効果的な集客を行うことができます。 

例えば、春の繁忙期であれば、新社会人や転勤族をターゲットに、会社や学校の近くでイベントを開催したり、ターゲット層向けのパンフレットやチラシを作成したりといった施策が有効です。 

早期対応を心がける 反響を獲得したら、できるだけ早く対応することが重要です。

反響から時間が経つほど、他の会社に取られてしまう可能性が高くなります。 

また、早期対応することで、お客様のニーズを把握し、より良い提案を行うこともできます。 

質の高い接客を行う 反響獲得後の接客も、重要です。

質の高い接客を行うことで、お客様の信頼を獲得し、成約率を高めることができます。 例えば、お客様のニーズをしっかりと把握し、それに応える提案を行うこと、丁寧な説明を行うこと、また、お客様の立場に立った対応を行うことが大切です。 

繁忙期は、反響獲得のチャンスとなる一方で、競合他社も多く、競争が激しくなる時期でもあります。

そのため、上記のポイントを押さえて、効果的な集客を行うことが重要です。

ー反響の高い部屋とは

インターネットでお部屋を探すことが主流になっている現在、検索できちんと選ばれる部屋を作ることが大切です。

『反響率の高い部屋=検索で選ばれる部屋』

になっているということです。

物件の魅力を最大限に伝えるためには、高品質の写真が不可欠です。

明るく、清潔で、広々とした空間を撮影し、物件のベストな側面を強調します。

物理的な訪問が難しい場合や遠方の潜在顧客に対しては、バーチャルツアーを提供することで、物件への関心を高めることができます。

ー検索条件に残るための工事

例えば、石川県金沢市でお部屋を探すとします。条件を選ばなければ13,396件のお部屋がヒットしました。

ここから絞り込んでいかなくてはいけません。

検索条件によっては初めの段階で振り落とされてしまいます。振り落とされてしまえば検索に残ることはできないのです。

ですので、求められている設備、需要の高い設備や流行なども知っておく必要があります。

和室のお部屋は好まれないため、検索条件として外れがちです。しかし、和室から洋室にリノベーションを行うだけで魅力度が増すのです!

他には、いくらお部屋が魅力的であっても水回りが古臭いとアウト!ユニットバス交換まで行わなくてもコストを抑えながらリノベーションは可能です。水回りは清潔感が大切です。

ー選ばれる部屋にするには

選ばれるお部屋にするには差別化が必要です。

ありふれている白っぽい壁紙に茶色の床材では、どの部屋も同じに見えてしまいます。

デザインを取り入れてぱっと見た時に「この部屋がいい」と思ってもらえることが重要です。

「この部屋でいい」ではなく「この部屋いい」と思ってもらいましょう。

そのためには物件写真が重要になります。

物件の外観、建物の周り、室内の明るさ、角度など写真の撮り方一つでも違いが表れてしまいます。

CGで家具を配置するとインテリアのイメージもできておすすめです。

ー失敗しない壁紙のデザインルール

アクセントクロスを施行するにあたっての注意点をいくつか紹介します。

アクセントクロスは差別化をして目を惹く、記憶にも残りやすいという効果があります。

そして、しっかりとアクセントが入ることで色の濃淡が生まれお部屋を新しく見せてくれます。

アクセントクロスの色味はターゲットによって選びます。例えば単身者とファミリー層でも選ぶ色味は変わりますし、男女や年代でも好まれる色は変わってきます。

リノッタのリノッタカラーズというシリーズは13色からお選びいただけるよう揃えております。こちらでも、現在入居している方の年代や層を分析して、実際に入居付けしたいターゲットを明確にした上で選んでいく必要があります。

ーアクセントクロスのバランスと注意点

アクセントクロスのバランスは1:1:3で白の余白も必要です。

アクセントクロスは基本的には柱や梁には使用しません。壁の凹部分に施行することでアクセント部分と余白部分のバランスが良くなります。

もう一つ、劣化したお部屋には、むやみにアクセントクロスは使用しません。

お部屋の印象が浮いて見えてチグハグなバランスになってしまいます。劣化が進んでいるお部屋には全体的なリノベーションをおすすめします。


◆2.まとめ

多くの方が繁忙期間近に焦って準備を始めます。

しかし、それでは物件の反響獲得、しっかりと決める準備は不十分だと言えるでしょう。

繁忙期前の今が一番大切な準備期間です。

内装工事やリノベーションは繁忙期にまだ間に合いますので、一度、物件の設備、建物の周り、内装、入居状態などを確認しましょう。


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

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相続時の節税と聞くと、専門知識が求められる分野で難しそうと感じる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、相続時の節税のポイントとして、現金資産を不動産やリフォームに活用する方法を中心に解説します。
また、具体的な節税事例を通じて、リノベーションや外壁塗装などの投資がどのように相続税の節税につながるのか、実際の効果を詳しく解説します。
実際に節税対策を行う場合は、税理士など専門家へ相談することをおすすめします。



◆1.相続時の節税のポイント

相続時の節税には、資産の評価額を維持しながら、節税に有利な資産への移行が大切です。

ー現金から不動産への移行

現金1000万円を持っていた場合、評価額は100%となり、相続税がかかります。
そこで、賃貸住宅やリフォームなどの優遇される財産に転換するか、もしくは保険金の非課税の財産に変えておくことで、相続税の負担を軽減することができます。

例えば、相続税率55%、所得税率40%の場合、現金で持っていると55%の相続税がかかってきます。
これを物件のリフォームに使うと、物件の価値が上がり、家賃収入もアップします。
しかし、評価額は変わらないので、相続税の節税につながります。


◆2.節税事例

相続税を節税しながらのリノベーション効果例をご紹介します。


事例①リノベーションの効果

【設定条件】

被相続人:課税資産1億円超 法定相続人1名
対象案件:現金5,000万円 マンション1棟 評価額5,000万円
賃料収入:500万円/年
該当地域の想定利回り:8%


【節税施策前】

課税遺産額:1億円ー基礎控除(3000万円+600万円)=6400万円
相続税額:6,400万円×55%=3520万円


【節税施策後】

1000万円かけてリリニューアルした結果、年間賃料収益が100万円アップ。

課税遺産額:9000万円ー基礎控除(3000万円+600万円)=5400万円
相続税額:5400万円×55%=2970万円

・相続税を3520万円から2970万円に減額
・年間賃料収益が100万円UP
・物件価値は1250万円UP(※想定利回り8%、直接還元法で試算)


事例②外壁塗装の効果

リノベーションに加え、外壁塗装を使った節税事例をご紹介します。


【before】

平成7年築、世帯数6戸、空室4部屋の賃貸アパート。
グレーの古臭い外観で和室の1DKでした。

賃料収入は2部屋の合計で月94,000円


【after】

1500万円をかけて、外観は緑のデザイン性があるものに、室内は洋室の1Rにすることで広々とした印象のお部屋にリノベーションしました

その後3部屋が埋まり、賃料収入の合計で月244,000円にUPしました。


◆3.まとめ

「建物の相続評価=固定資産評価額」になります。
1500万円をかけて、外壁リフォーム、室内リフォーム、入居率UP、家賃収入の増加、物件の価値が上がったとしても、固定資産評価額は上がりません。
このように、物件に投資することで後の収益につながり、節税対策にも有効です。

実際に対策する際は、税理士事務所などに相談しましょう。


尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。

▼関連動画はこちら Renotta (リノッタ) 全国オーナーセミナー動画(2023/09/16にライブ配信)

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