こちらのお部屋は、立地や条件面に特段の問題はなく、一見すれば十分に決まりそうな物件でした。
しかし実際には、なかなか成約に至らず、空室期間が長引くことが続いていました。
オーナー様は、物件に対して非常に強い想いをお持ちで、共用部の清掃や細やかなメンテナンスなど、ご自身で一生懸命に取り組んでおられました。
その姿勢は私たち管理会社にとっても励みであり、だからこそ「なんとかこのお部屋を決めたい」という気持ちは強く、毎回プレッシャーも感じていました。
ただ一方で、「なかなか決まらない原因は内装にあるのではないか」という思いも、正直なところ私たちの中には以前からありました。
とはいえ、オーナー様の強いこだわりとご事情もあり、なかなか率直にご提案できずに、ここまで来てしまっていたのが実情です。