〈目次〉
◆1.反響を獲得するために必要なこと
ー繁忙期の重要性
賃貸市場の繁忙期は2〜3月です。
ここが一年を通して一番忙しい時期となり、来店数は通常の約2倍となります。
新生活の準備や転勤などの理由で、不動産の売買や賃貸を検討する人が急増します。
そのため、不動産会社にとっては、反響獲得のチャンスとなるのです。
ここでしっかりとお客様の入居を決めるには、反響数が大切になります。いわゆる、お問い合わせの数です。
この反響数が成約数に直接結びつくのです。
繁忙期に反響を獲得するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
・ターゲット層を明確にする
繁忙期には、幅広い層の中から反響を獲得することができます。
しかし、ターゲット層を明確にすることで、より効果的な集客を行うことができます。
例えば、春の繁忙期であれば、新社会人や転勤族をターゲットに、会社や学校の近くでイベントを開催したり、ターゲット層向けのパンフレットやチラシを作成したりといった施策が有効です。
早期対応を心がける 反響を獲得したら、できるだけ早く対応することが重要です。
反響から時間が経つほど、他の会社に取られてしまう可能性が高くなります。
また、早期対応することで、お客様のニーズを把握し、より良い提案を行うこともできます。
質の高い接客を行う 反響獲得後の接客も、重要です。
質の高い接客を行うことで、お客様の信頼を獲得し、成約率を高めることができます。 例えば、お客様のニーズをしっかりと把握し、それに応える提案を行うこと、丁寧な説明を行うこと、また、お客様の立場に立った対応を行うことが大切です。
繁忙期は、反響獲得のチャンスとなる一方で、競合他社も多く、競争が激しくなる時期でもあります。
そのため、上記のポイントを押さえて、効果的な集客を行うことが重要です。
ー反響の高い部屋とは
インターネットでお部屋を探すことが主流になっている現在、検索できちんと選ばれる部屋を作ることが大切です。
『反響率の高い部屋=検索で選ばれる部屋』
になっているということです。
物件の魅力を最大限に伝えるためには、高品質の写真が不可欠です。
明るく、清潔で、広々とした空間を撮影し、物件のベストな側面を強調します。
物理的な訪問が難しい場合や遠方の潜在顧客に対しては、バーチャルツアーを提供することで、物件への関心を高めることができます。
ー検索条件に残るための工事
例えば、石川県金沢市でお部屋を探すとします。条件を選ばなければ13,396件のお部屋がヒットしました。
ここから絞り込んでいかなくてはいけません。
検索条件によっては初めの段階で振り落とされてしまいます。振り落とされてしまえば検索に残ることはできないのです。
ですので、求められている設備、需要の高い設備や流行なども知っておく必要があります。
和室のお部屋は好まれないため、検索条件として外れがちです。しかし、和室から洋室にリノベーションを行うだけで魅力度が増すのです!
他には、いくらお部屋が魅力的であっても水回りが古臭いとアウト!ユニットバス交換まで行わなくてもコストを抑えながらリノベーションは可能です。水回りは清潔感が大切です。
ー選ばれる部屋にするには
選ばれるお部屋にするには差別化が必要です。
ありふれている白っぽい壁紙に茶色の床材では、どの部屋も同じに見えてしまいます。
デザインを取り入れてぱっと見た時に「この部屋がいい」と思ってもらえることが重要です。
「この部屋でいい」ではなく「この部屋がいい」と思ってもらいましょう。
そのためには物件写真が重要になります。
物件の外観、建物の周り、室内の明るさ、角度など写真の撮り方一つでも違いが表れてしまいます。
CGで家具を配置するとインテリアのイメージもできておすすめです。
ー失敗しない壁紙のデザインルール
アクセントクロスを施行するにあたっての注意点をいくつか紹介します。
アクセントクロスは差別化をして目を惹く、記憶にも残りやすいという効果があります。
そして、しっかりとアクセントが入ることで色の濃淡が生まれお部屋を新しく見せてくれます。
アクセントクロスの色味はターゲットによって選びます。例えば単身者とファミリー層でも選ぶ色味は変わりますし、男女や年代でも好まれる色は変わってきます。
リノッタのリノッタカラーズというシリーズは13色からお選びいただけるよう揃えております。こちらでも、現在入居している方の年代や層を分析して、実際に入居付けしたいターゲットを明確にした上で選んでいく必要があります。
ーアクセントクロスのバランスと注意点
アクセントクロスのバランスは1:1:3で白の余白も必要です。
アクセントクロスは基本的には柱や梁には使用しません。壁の凹部分に施行することでアクセント部分と余白部分のバランスが良くなります。
もう一つ、劣化したお部屋には、むやみにアクセントクロスは使用しません。
お部屋の印象が浮いて見えてチグハグなバランスになってしまいます。劣化が進んでいるお部屋には全体的なリノベーションをおすすめします。
◆2.まとめ
多くの方が繁忙期間近に焦って準備を始めます。
しかし、それでは物件の反響獲得、しっかりと決める準備は不十分だと言えるでしょう。
繁忙期前の今が一番大切な準備期間です。
内装工事やリノベーションは繁忙期にまだ間に合いますので、一度、物件の設備、建物の周り、内装、入居状態などを確認しましょう。
尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。
▼関連動画はこちら
Renottaをもっと知りたい不動産オーナー様はこちら
Renottaのお部屋を見てみたい方はこちら
不動産オーナー向けの無料セミナーはコチラ
▷https://fudousanowner.crasco.jp/
このチャンネルでは、リノベーションを中心に不動産経営に役に立つ情報やノウハウを配信しております!!
ぜひこの機会にチャンネル登録の程、よろしくお願いいたします。