内見に行ったけど入居が決まらない‥
「検討します」と言われたまま案内が終わってしまう。
など、実際に現地に行ったけれど、なかなか入居が決まらないことはありませんか。
本記事では、入居が決まらない主な理由を3つご紹介します。
◆1.入居が決まらない理由
ー室内
入居が決まらない原因が室内にある場合、理由は大きく2つに分けられます。
1つ目は、設備の不足です。
お部屋の画像を見たときは興味を持ったけれども、キッチンやバスルームなどの設備が古くて必要なものが揃っていない場合は、入居者が選ばない可能性があります。
入居が決まらない理由の「設備の不足」とは、賃貸物件に必要な設備が不足していることを指します。具体的には、以下のような設備が挙げられます。
キッチン・バス・トイレなどの水回り設備
エアコン・暖房器具などの冷暖房設備
洗濯機置き場・洗濯機・乾燥機などの洗濯設備
照明器具・カーテンなどの照明設備
収納スペース インターホン・防犯カメラなどのセキュリティ設備
これらの設備が不足していると、入居検討者にとって利便性が低く、入居を決めるハードルが高くなります。
また、設備の不足により、入居後の生活に不便が生じる可能性もあります。
特に、近年では、テレワークやオンライン授業などの普及により、インターネット環境の整備が重要視されています。
また、共働き世帯の増加により、洗濯乾燥機の設置も求められています。
2つ目は、デザインの不一致です。
デザインの不一致とは、賃貸物件のデザインが入居者の好みに合っていないことを指します。
賃貸物件のデザインは、入居者の生活や暮らしの質に大きな影響を与えます。
自分が気に入ったデザインの物件に住むことで、心地よく快適に過ごすことができます。
一方で、デザインが自分の好みと合わないと、居心地が悪く感じたり、リフォームやDIYが必要になる可能性があったりして、入居を決めるハードルが高くなります。
実際に現地に行ってみると、自分が思っていたお部屋と違っていたなど、入居者の好みに合わないデザインやカラーコーディネートは入居意欲を減少させることがあります。
ー共用部
共用部に関しては考えられる原因が3つあります。
1つ目は、共用部の劣化や清掃不足です。
現地に足を運ぶと写真では見えない部分が見えてきます。共用スペースが不衛生、劣化が激しいと入居者に良い印象を与えません。
管理されていない掲示板なども、好印象を与えません。
掲示板は思い切って撤去するか、マグネット式に変えるなどイマドキな印象を与えると良いでしょう。
さらに、ゴミコンテナが設置されていない物件も不衛生に感じてしまいます。
ネットをかけるだけではなく、ゴミコンテナ設置することは見た目も衛生的にも良いでしょう。
2つ目はセキュリティ面です。
共用スペースの設備について、安全性が不十分な場合は入居者が不安を感じてしまいます。
3つ目は駐車場の問題です。
車社会の地方によくあるのですが、駐車場の台数が少ない、または不便な場所にあるとその場所を選ばない可能性が高くなります。
ープロモーション
物件写真の質が悪いと、反響を獲得できません。
写真がぼやけていたり、傾いているとお客様の目にはとまりません。
反響を確実に獲得するためには、暮らしを想像させることが重要です。
そのために、画質を良くすることはもちろんですが、バーチャルステージングを行い、暮らしのイメージを膨らませましょう。
近年では、インターネットやSNSを活用したプロモーションの重要性も高まっています。
賃貸物件のプロモーションを効果的に行うことで、入居率の向上につながります。
具体的な対策としては、以下のようなことが挙げられます。
・物件の情報を充実させ、わかりやすく伝える
・物件の魅力をアピールするコンテンツを制作する
・競合物件と比較して、優位性を明確にする
また、入居者アンケートを実施して、入居者のニーズや好みを把握することも有効です。
アンケート結果をもとに、入居者に効果的なプロモーションを行うことで、入居率の向上につながります。
◆2.繁忙期に向けて必要なこと
入居を決めるための対策をいくつかお話ししましたが、「反響を上げて、成約率を上げる」これが入居を決める上で大切なことになります。
まず、反響を上げるには、お手軽なリノベーションで他の物件と差別化を図ることが有効です。
さらに写真にバーチャル家具を設置するフォトステージングを行うことで反響の取りやすい写真を掲載します。
成約率を上げるには質の高いデザインが決め手になります。
物件の設備もしっかりと入居者の希望設備を取り入れ、お部屋に入った際のプチステージングでお客様に入居後のイメージを膨らませてもらいましょう。
繁忙期前から取り入れることのできる対策は沢山ありますので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。
◆3.まとめ
そこに加えてデザインやプロモーションで「ここでいい」ではなく「ここがいい」と決めてもらえるお部屋にしたいですね。
尚、今回の記事の内容は、YouTube番組でさらにわかりやすくご紹介させていただいております。
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