内見のご案内をしても決まらないということは、現地に何かしらの原因がある場合が多くあります。
特に、共用部は物件案内時に、一番最初に目にとまる場所です。
共用部を綺麗に、清潔にしておくことで印象が良くなる場合があります。
今回は共用部の印象を良くするための確認ポイントを4つお伝えいたします。
◆1.共用部で確認すべき4つのポイント
ーダストボックス
物件によってはゴミ置き場がダストボックスでなく、ネットを被せるだけのような物件もあります。
ネットだけでは、どうしてもゴミが散らかりやすくなり、汚れやすくなります。
ゴミ置き場が不衛生であれば、お客様にとってマイナスな印象になりますし、入居者からも良い印象は得られないでしょう。
清潔感のあるダストボックスを設置することで、物件の美観もより良くなります。
ー整理整頓・清掃
自転車置き場等の整理整頓は見落とされがちな部分です。
入居者が退去した際に、自転車が置きっぱなしになっているケースや、何年も使われていない自転車が放置されているケースがあります。
放置されている自転車は市町村によっては無料で回収を行う自治体や、引き取ってくれる業者があります。
一度、確認を行い、使われていない自転車があれば撤去し、綺麗にすることをおすすめします。
また、物件周りにゴミなどの放置物があればマイナスな印象を与えてしまいます。
定期清掃を行い、日常的に綺麗な状態を維持することが大切です。
ー電球・照明交換
夜間は物件の共用部にも明かりがつきます。
この蛍光灯の明かりは電球色をおすすめします。
蛍光色は薄暗く不気味な印象を与えてしまいます。
また蛍光灯は夜間に虫が集まりやすいとされていますが、電球色のLEDは虫が集まりにくい点でもおすすめです。
ー掲示板・アート
掲示板も見落とされやすい部分ですが非常に大切な箇所になります。
物件のエントランスに入るとまず、掲示板が目に入ります。
ここに何年も前のチラシが貼られていたり、チラシが破れていたり黄ばんでいたりする場合もありますので、その場合はすぐに撤去しましょう。
掲示板自体も古いものだと色が褪せていたり、幾つも穴が空いている場合は盤面を変えるだけでも大きく印象を変えることができます。
近年は、掲示板自体をなくしている物件があります。
エントランスに入るとアートが向かい入れてくれます。
お客様からも好印象ですし、入居者様の満足度も上がります。
◆2.まとめ
「割れ窓理論」をご存知でしょうか。
割れ窓理論は、米国の心理学者ジョージ・ケリングが提唱した理論で、放置された小さな破損や秩序の乱れが、さらなる荒廃や犯罪の増加につながるという考え方です。
この理論によれば、建物の窓ガラスが割れた状態で放置されていると、その場所が適切に管理されていないとの印象を与え、結果としてゴミの不法投棄が始まり、やがては地域全体の環境悪化や重大な犯罪へと発展する可能性があります。
逆に、軽微な犯罪や秩序違反に対する積極的な対策をとることで、より大きな犯罪の発生を抑制することができるとされています。
この理論は物件の美化にも同じことが言えます。
例えば、共用部分が汚れた状態で放置されると、その場所がさらに汚れやすくなる傾向があります。
一方で、共用部分を常に清潔に保つことで、そこを利用する人々も場所を大切にし、汚さないように努めるようになります。
共用部分の美化と維持は、ただ見た目を良くするだけでなく、入居者の満足度の向上や入居率のアップにも直結します。
このため、共用部分の清掃やメンテナンスは積極的に取り組むことをお勧めします。
▼関連動画はこちら
Renottaをもっと知りたい不動産オーナー様はこちら
Renottaのお部屋を見てみたい方はこちら
不動産オーナー向けの無料セミナーはコチラ
▷https://fudousanowner.crasco.jp/
このチャンネルでは、リノベーションを中心に不動産経営に役に立つ情報やノウハウを配信しております!!
ぜひこの機会にチャンネル登録の程、よろしくお願いいたします。